みなさまこんにちは。ワカダンナです。寒い日が続きますが如何お過ごしでしょうか? (The brief English greetings at the bottom 🙂 )
皆様は東京下町・台東区谷中で外国人に“モテる”旅館と呼ばれて久しい「澤の屋」旅館さんをご存知でしょうか。昭和57年に海外からの観光客の方々を受け入れはじめてから今日までに延べ17万人近くを受け入れてきた、日本人よりも海外の方に広く知られている旅館、澤の屋。そのご主人、澤功(さわいさお)さまが庄内講演の折りに当館(若葉旅館)ご指名でご投宿下さいました。
「ふるさとの訛なつかし~」の上野駅に旅館の旗を持って山形からの修学旅行生をお迎えしたあの頃・・。はたまた集団就職列車の学生をお迎えしたあの頃・・。時は流れ今は成田空港からの外国人のお客様をお迎えする玄関口として半世紀以上の歴史の中で時代ごとに異なるお客様を笑顔でお迎えしてきた澤の屋さん。
ご主人は長らくメディア等で「カリスマ主人」と呼ばれてきましたので、私は庄内空港でお迎えする際に“怖いヒトなのカナ・・”、“ひとつひとつの動きをチェックされて厳しく指摘されるのカナ・・”など考えながら緊張していましたが(なんとな~く見城徹さんみたいな方を勝手にイメージしておりました・笑)、旅館までの道中、タラ臭い車内で(お迎えは仕入れに使っているクルマですみませんでした!)少年のように庄内についてあれこれ質問する様子や、旅館の庭を両手を窓ガラスにつけてご覧になる姿(新発田ご出身のご主人にとって“雪釣り”や“雪囲い”が懐かしかったのでしょうか)、女将と笑顔で語らう姿など、どれもその形容とはほど遠くまた、暖かい語り口調で語りかけでくださる様はまるで大好きなおじいちゃんから絵本を読み聞かせてもらっているかのようで、いつしか私自身もほっこりとした気分に包まれていました。
「顔が見える旅館づくりを目指してきました」と澤さんは仰っていました。「家族経営だからこそできることがある」とも仰っていました。若葉旅館も家族経営的な色合い強い旅館ですが、お客様との“キョリ”を大切にしながら、訪れてくださるお客様が快適にご滞在できるような旅館づくりを目指して参りたいと思います。
※ 小学館発行の「サライ」2月号に澤功館主の赤裸々(!)な旅館繁盛記、ならびにインタビューが掲載される予定です。澤の屋さんの HP; http://www.sawanoya.com/nihonngho.html
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