みなさまこんばんは。七夕の夜、いかがお過ごしでしょうか？

今日ハ忙中閑アリ・・。ランチタイムが終わり、夕方の忙しい時間帯までの合間を縫って、父と車を走らせ、鳥海山麓まで水を汲みにいってきました。

酒田は鳥海山を眺望する庄内平野に位置する米どころ。その米を育む大切な原料のひとつである　“水”が地下を脈々の流れているその恩恵を受け、おいしいお米と日本酒ができます。当館内にもそのお水を皆様がゴクゴクお飲みになれるところを用意しており、水が底をつくとその都度4WDを走らせ、汲みにいっています。

汲むポイントはいくつかありますが、一番有名なところは、ここ「胴腹滝」と呼ばれるところ。最近キレイな駐車場が完備されました。

駐車場を降りて参道入口には昔からの看板が・・。ん？なんて書いてある？なにが発見されたって？

目を凝らすと・・クマ！Kuma！熊！　でも父曰く、実際に熊がいる時は獣臭でわかるとのこと。
果たしてそのときになったらボクにもわかるでしょうか・・。

駐車場からは遠くありません。なだらかなアップダウンの小道を１００ｍくらい歩くと、鳥居があります。

その向こうに、水汲み場と祠。そして祠の後ろには小さくとも堂々たる胴腹の滝。鳥海山の胴部、腹部にあるから胴腹という名がついたのでしょうか？

こんな風に水を汲めるところがあります。とても冷たく、美味しい！

祠のうしろ、胴腹の滝。

水の流れるその脇にはいくつかの石像があり、この場所を守っています。

静寂の中、聞こえるのは清流の音だけ・・。

ドクダミが咲き乱れていました。

さて、こういう場所が（あるいはクマが）苦手な方や、ポリタンクで水を運ぶのが大変な方は三ノ俣集落に神の水「鳥海三神の水」があります。こちらは放水口の真横に駐車場があります。今日も多くの方たちが水を汲みに訪れていました。

ビジターセンターもあり、カフェやトイレを併設。地元の野菜なども販売しています。写真は捨て猫の「ごんちゃん」ごろごろノドを鳴らしながらシエスタ中でした。

酒田へ帰ってきました。振り返ると鳥海山。水汲み場まで酒田から車で30分強といったところでしょうか。

<おまけショット>　旅館に戻る前に父と海で休憩（仕事場に戻りたくな～い・笑）。あちこちに釣り人がいました。この時期酒田近辺で釣れる魚はカマス、アジ、キス、イワシ、メゴチといったところでしょうか・・。

同じ仕事場で父と一緒にいる時間は多いのですが、ドライブをしながら仕事場を離れて様々な話を父から聞けることは大変ありがたく、また楽しく、水汲みに加えてもうひとつ大事な目的でもあります（運転するのはいつも父ですが・・）。

これから夏にかけて酒田も暑さを増してゆきます。観光中、お水だけでも是非当館へお立ち寄りください。ミネラルウォーターよりも美味しいかもしれません！？

『鳥海山水汲み場』
「胴腹滝」　住所：飽海郡遊佐町吉出懐ノ内　酒田市から遊佐町（北）へ。遊佐駅から車でおよそ10分
「三の俣」　住所：飽海郡遊佐町吉出金俣239-5　おなじく酒田市から遊佐町（北）へ。遊佐駅から車でおよそ10分

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