ひと「第一回 吟遊詩人 吉田正勝さん」

こんばんは。夜はまだまだ涼しい日本海沿岸部、山形県酒田市。松尾芭蕉が最上川をくだり辿り着いた湊町さかた・・。現代でも若葉旅館には多くの「たびびと」の方たちが訪れます。

夕べはバリトン歌手、吉田正勝さんにご投宿いただきました。

新宿で半世紀以上生き抜いてきた「歌声喫茶ともしび」で歌い続けると同時に、現在は音楽活動を通して1年で全国200箇所を周られることもあるという、大変精力的な活動をされている方です。諸国を行脚されるその姿からトルバドール(Troubadour 吟遊詩人)という言葉をふと思い出しました。

さわやかな風を当館に運んできて頂いた・・というよりはご本人そのものが春の風のようにさわやかな方でした。穏やかで自然体で周囲の方(当館内)をいつのまにか会話の中に巻き込むその姿は、東京のど真ん中で激動の時代を目の当たりにしながら、多くの人を見てきた中で研ぎ澄まされたスタイルなのかもしれません。

一日の旅で背負ったものが癒されるような、写真の吉田さんの笑顔のように思わず“ほっこり”顔がでるような旅館を、若葉旅館はこれからも目指して参ります。

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吉田さまにご好評いただいた山菜のてんぷら、お刺身、そしてガヤ(≒ソイ)など
(写真はご本人から許可を頂いております)

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山に採りにいった山菜「こごめ、山うど、月山ダケ、しどけ、タラノメ、コシアブラ

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当館オリジナル「若葉の栞」。やや辛口です